新年を祝って! 書き初め&鏡開き

 


 今年一年の祈願を込めて最初に行ったのは、“書き初め”。あらたまった気持ちで心穏やかにして神経を集中させ、純白の半紙を目の前にしてほのかに香る墨に毛筆をつけ、思いを込めて筆を走らせます。入居者の皆様に書いて頂いた文字は、
 
 「初日の出 庭先清く 松かざり」
 「お正月」
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 最近では筆で字を書くことが遠のいてはいるものも、皆様大変達筆で力強く書かれていました。入居者様の中には隣の人の字を見て「上手ね」と褒めたり、「私は字が下手だから」と謙遜なさる方もいらっしゃいましたが、今年一年の幕開けで書かれた文字一字一字には、一人ひとり重みがあるように見受けられました。
 この書き初めで書かれた文字は、1月15日のどんと焼きで火に投じ、高く燃え上がるほど、字が上達すると言われています。

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 1月11日は鏡開き。お正月にお供えした鏡餅を下げて、それを割り砕いて無病息災と延命をお願いしてそのお餅を頂く日本の習慣です。
 鏡開きは包丁を使わずに手で餅を割ったり、木槌で砕いたりするのは、かつて武家社会において「餅を刃物で切るのは切腹を連想させ縁起が悪い」という由来からだそうです。
 「鏡を割る」というのもイメージが悪かったため「鏡開き」とし、「運を開く」という意味もあったようです。
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 今回鏡開きのおやつに入居者様たちに召し上がって頂いたのは手作りの“ヨモギ入り白玉だんご”。粒あんをかけて召し上がって頂きました。春の息吹を感じさせるヨモギと餡子の甘さが絶妙に絡み合い、新春ならではの味覚に皆様ご満悦。 This entry was posted in 行事. Bookmark the permalink.