風はやや冷たいけれど、春の陽射しを感じる3月中旬、入居者様たちと職員は施設の近くにある「ねこじゃらし公園」まで散歩に出掛けました。談笑をしながら歩いていると、途中で民家の庭先に梅の花が咲いているのを入居者様が発見。紅梅や白梅が可憐に太陽の陽を受けていました。


　「可愛いね」「いい香り」「もう時期春が来るわ」などと、梅の花に見とれてしばらくの間、見入っていました。
　
　当施設から「ねこじゃらし公園」まで約300ｍの道のりは入居者様たちにとっては、とても良いお散歩コース。お洒落な街として知られている自由が丘からも歩けるこの周辺は、とても素敵な住宅地。家ごとに植えられた四季折々に咲く木々の花や、プランターを彩る花たちを拝見すると、心が和みます。

　到着した「ねこじゃらし公園」の入り口は、木で出来た歩道があり、緑の葉がお出迎え。そして少し歩くと小川があり、眩い光を放つせせらぎにどこか懐かしい昔を彷彿させます。そして大きな原っぱでは、子供たちが戯れ、犬が嬉しそうに駆け廻っています。入居者様たちも出会う子どもに挨拶をしたり、ワンちゃんに声を掛けたりと楽しげなご様子。ここは、まさに地域の憩いの場。　

　休憩場所は小川の側にある木で出来た椅子。原っぱが見渡せるこの場所で腰を下ろし、職員が持参したお菓子やお茶を召し上がって頂きます。
　「やっぱり、お散歩は気持ちがいいわ」と仰り、クッキーをパクリ。
　「そうね、空気も美味しいしね」と仰って、お茶をゴクリ。
　「これから春になるとここは桜で満開になるのよ」とまだ芽吹いていない桜の枝を見ながら、花が咲くのを心待ちにしているようでした。

　　
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